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サル痘に有効な薬が見つかる

フランスのウイルス学者らが、サル痘に有効な薬を発見した。この研究をまとめた論文が、査読前論文を公開する「バイオアーカイヴ」に掲載されている。
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その薬とは、天然痘の薬である「テコビリマット(tecovirimat)」。現在ヨーロッパで流行中のサル痘ウイルスに有効だという。
研究者らは今回、ミドリザルの細胞にサル痘ウイルスを侵入させ、様々な薬を投与する実験を行った。その結果、テコビリマットは同じく天然痘に使われる薬「シドフォビル」よりも3000倍もの効果があることが分かった。
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研究者らによると、テコビリマットは免疫力が低下している患者などにも使うことができる一方で、妊婦や子どもには特に注意して投与する必要があるという。また、耐性菌が発生しにくい状況下にいる軽症の場合は使用しないようにと指摘している。
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