再編「サハリン1・2」をめぐる状況

ロシア油田の外国企業の株式が国家へ譲渡へ サハリン1,2はどうなる?

ロシア政府は、北極圏ハリヤギンスコエ油田の株式のうち、北欧最大のエネルギー企業、ノルウェーのエクイノール社が保有する30%と、仏トータルエナジーズ社が保有の20%を露国営石油企業「ザルベジネフチ」社に譲渡するよう指示した。同政令は法律情報の公式ポータルを通じて発表された。
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これにより、ハリヤギンスコエ油田の株式はザルベジネフチが90%、ネネツ石油会社が10%の配分保有することになる。
ハリヤギンスコエ油田の運営会社は「ザルネジネフチ=ダブィチャ・ハリヤガ」社。今回の譲渡までは同社の持ち株比率は40%、トータルエナジーズが20%、エクイノールが30%、ネネツ石油会社が10%だった。
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このプロジェクトは生産物分与契約(PSA)に基づいて実現化されている。ロシア国内ではハリヤギンスコエ油田の他には、サハリン1、サハリン2の合計3つが同様にPSAの条件で実現化されている。
サハリン2についてはプーチン大統領は先に事業者変更の政令に署名しており、外国人株式保有が維持されるかどうかは、未だにはっきりしていない。またサハリン1については、まだ何の決定も取られていない。
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