上野氏は、安倍氏の国葬にプーチン大統領が出席することを日本政府は認めるべきという考えを示しており、その理由を3つ挙げている。上野氏はまず「そもそも、弔意を示し、葬儀に出席したいと考える人は、すべて受け容れられるべき」と述べ、出席したい人物の参列を全員認めるべきだと指摘している。
同氏は次に、日本政府は弔問外交の機会を活かしてプーチン大統領と重要な諸問題について議論を行うことを提案している。
日本政府は、弔問外交の機会を活かして、プーチン大統領とのあいだで、1)ロシアとウクライナとのあいだの停戦について、2)日露平和条約締結交渉について、3)その他の日露関係の重要な諸課題について、話し合いを持つべきです。
上野氏は最後に、日本政府がウクライナをめぐる出来事でロシアの外交政策・対日政策に賛成できない点があれば「それを直接にプーチン大統領に伝えるべき」だと述べている。日本政府が安倍元首相の国葬にプーチン大統領の参列を認めないことは、日本政府の考えをプーチン氏に伝える貴重な機会を失うことになると指摘している。
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