中国科学院古脊椎動物古人類学研究所(IVPP)の研究者らは、温泉県の牧草地で800万年前に生息していたヒッパリオンの化石を発見した。これまでにヒッパリオンの化石は中国北部、ギリシャ、トルコなどで見つかっている。
研究者らによると、新彊ウイグル自治区では、ヒッパリオンの化石は温泉県でしか発見されていない。また、この地域はヒッパリオンの生息分布において東端に位置し、ユーラシア大陸の西側で生息していたヒッパリオンの種類と比較することが可能できるという。そのため、温泉県で見つかる化石はこの動物の進化を研究する上で重要な意味を持つという。
同研究所のワン・シキ氏によると、今回化石が見つかった場所は研究価値が高く、今後、計画的な発掘が行われる予定。
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