ウクライナでの露特別軍事作戦

露ラブロフ外相と米ブリンケン国務長官が電話会談 ウクライナ情勢めぐり

ロシア外務省は29日、セルゲイ・ラブロフ外相が、米国のアンソニー・ブリンケン国務長官とウクライナ情勢について電話会談を行ったと発表した。
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ロシア外務省の発表によると、「ラブロフ外相は、ドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国、そしてウクライナの領土で進行中の特別軍事作戦に照らして、ロシアの原則的なアプローチを概説し、その目標は完全に達成されると強調した。」
また、ロシア側は「ブリンケン国務長官に対し、米国とNATOの兵器がウクライナ軍および国家大隊に継続的に送り込まれ、民間人に対して大規模に使用されていることは、ウクライナ政府の苦悩を長引かせ、紛争を長期化し、犠牲者を倍増させるだけだと注意を促した。」
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さらに、ラブロフ外相は、ロシアの食糧輸出制限の解除とロシアによるウクライナ産穀物の輸出促進に関するイスタンブール合意の詳細を説明した。この上で、食糧事情において米国の制裁が状況を複雑化させていると強調し、食糧問題を政治的に利用することは容認できないと述べたという。
米国側の主導で行われたという電話会談において、ロシア外務省は「正常化が切実に求められている二国間関係の問題について、意見交換が行われた」と総括している。
一方、ブリンケン国務長官は記者団に対し、「ラブロフ外相には、ロシア政府がウクライナの領土をさらに併合しようとしているという発言に照らして、こうした計画は決して受け入れられないと明言した」と語った。
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