この研究は、韓国のイオテクノロジー企業「ToolGen」の遺伝学者によって行われた。研究者らは、パーキンソン病などの病気と関連がある皮膚細胞のDJ-1遺伝子を編集し、識別用の蛍光タンパク質を追加した。そしてこの細胞から胚を68個作成し、6匹の代理母に移植した。その結果、2匹の子犬が誕生した。
この子犬は現在、生後22ヶ月になるが、異常は見当たらない。研究者らによると、DJ-1遺伝子に関連する疾病は加齢に伴って発症するので、子犬を引き続き観察していくことで、パーキンソン病を発症するかどうかを確認していくという。
これまでの研究で、純血種の犬は、長年の近親交配により遺伝性疾患にかかることが明らかになっている。
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