「Scientific Reports」によると、Empaの特徴はその素材にある。塩化ナトリウム、つまり通常の食卓塩を含侵させた紙でできており、片側にはグラファイトインク、もう片側には亜鉛インクが塗布されている。Empa上部はグラファイトと亜鉛をつなぐ塗料層で覆われている。またEmpaには2本の導線がある。
Empaの作動にはその上に水滴を垂らす必要がある。塩が溶けることにより荷電イオンが放出、そのイオンが紙の反対側に浸透し亜鉛を酸化させ、電子を放出する。それにより電流が起こる。
研究チームは実験過程でEmpaで小型目覚ましを充電することに成功した。
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