業者のデビッド・ブンデリンクさんは、薪の需要が高まっていることから、製品が終了してしまい販売網から姿を消すのではないかと懸念する。一方で、薪の注文が入るのは通常、9月になってからというのもポイントだという。
同紙は、業界そのものも、今年はウクライナ情勢で供給が減少しているため多くの問題を抱えていると指摘する。オランダでは国営林業管理組織「Staatsbosbeheer」の新政策により、国内の樹林を薪に転換しなくなったことも同紙で強調されている。
ロシア軍のウクライナにおける特殊軍事作戦の開始以降、欧州連合(EU)諸国は石油の禁輸などの対露制裁を実施し、ロシア産エネルギーからの脱却を掲げている。EU加盟国は、2022年8月1日から2023年3月31日までガス需要を過去5年間の平均使用量と比べて15%削減することで合意しているが、各国で世界的な燃料価格の高騰で各国でエネルギー危機が始まっている。
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