2日の東京外国為替市場で、円相場は一時2円以上値上がりし、1ドル=130円台前半をつけた。日本経済新聞の報道によると、6月6日以来2カ月ぶり。
NHKは、円高が進んでいる背景として、米国の景気減速への懸念に加えて、アジアを歴訪中のナンシー・ペロシ米下院議長が台湾を訪問する見通しだと伝わったことにより、米中対立への警戒感が高まっていることを挙げている。
円相場は、7月14日に一時1ドル=139円台まで円が下落し、1998年9月以来24年ぶりの円安水準を記録していた。だが、直近では米国の景気減速への懸念から円高傾向に転じ、ドルを売って円を買い戻す動きが強まっている。
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