関西電力はプレスリリースの中で、1日に発生した封水注入フィルタ室付近での水の漏えいについて、原因は調査中であるとし、「発電機並列時期が8月12日から遅れる見通しとなった」と発表した。
運転再開時期は未定。当初の計画では、8月10日に運転再稼働、12日に送電開始、9月6日に営業運転を再開する予定だった。
美浜原発3号機は8月1日、原子炉補助建屋内の封水注入フィルタ室で水漏れが発生。原子炉格納容器のポンプに注入する水約7トンが漏れた。環境への影響はないとしている。
美浜原発3号機は2021年6月、運転開始から40年を超えた原発として日本国内で初めて再稼働したが、国が設置を義務付けているテロ対策施設の工事が期限に間に合わないため、運転を停止して定期検査に入った。
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