ノルド・ストリーム2の稼動は可能か?  プーチン大統領、シュレーダー元首相と会談

ドイツのゲアハルト・シュレーダー元首相が、モスクワでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、ノルド・ストリーム 2 の稼動の可能性について尋ねた。ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官が明らかにした。
この記事をSputnikで読む
「前首相は、これだけの危機的状況のもとで、『ノルド・ストリーム2』を運転させることはできないのかと質問した。つまり、プーチン大統領が主導したわけではなく、プーチン大統領が提案したわけでもない。しかし、プーチン大統領は、それは技術的に可能であり、多くの作業が行われ、非常に複雑なメカニズムであるこのプロジェクトは、即時使用可能な状態にあると語った」
ウクライナでの露特別軍事作戦
ロシアは交渉によるウクライナ紛争解決にコミット=シュレーダー独元首相
また、ペスコフ報道官は、ノルド・ストリーム2が今始動したとしても、年末までに270億立方メートルを超えるガスを送ることはできないだろうと述べた。
また、同報道官によれば、プーチン大統領はシュレーダー元首相に、ロシア産ガスの欧州への供給は、欧州の制裁と言いがかりのもとで、パイプラインの1つを使ったトランジットをウクライナが停止したことで大幅に減少したと説明した.
以前、シュレーダー元首相はスターン誌のインタビューで、ドイツ政府がノルド・ストリーム2を稼動させることを決定した場合、この措置は一般の欧州の人々の経済的負担を軽減すると述べている。
関連ニュース
ドイツ環境省 ロシア産ガスへの依存度を下げる方法を思いつく
ハンガリー、ロシア産ガス追加購入契約締結へ
コメント