台湾海峡の平和で連携
日本外務省によると、岸田首相から、台湾海峡の平和と安定を維持するため、引き続き、日米で緊密に連携していくことを確認した。
日米同盟の強化
会談では、日米同盟の強化や「自由で開かれたインド太平洋」についてもやりとりが行われ、岸田首相は、これらの実現に向けたペロシ下院議長の引き続きのリーダーシップと米国議会の支援に期待を表した。
また両氏は、中国や北朝鮮、ロシアによるウクライナでの特殊作戦などの地域情勢、「核兵器のない世界」への取組を含む国際情勢についても意見を交わした。
アジアを歴訪中のペロシ議長は日本訪問に先立って現職の下院議長としては25年ぶりに台湾を訪れて蔡英文総統と会談した。中国側はこれに反発し、4日から台湾周辺で始めた軍事演習で弾道ミサイルを発射し一部は日本のEEZ内に落下したと推定されるほか、国際会議にあわせてカンボジアで予定されていた日中外相会談が見送られた。
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