発表では、「中国は深刻な懸念を表明し、抗議を行ったが、ペロシ氏は台湾を訪問し、中国の国内政治に重大な干渉を行い、中国の国家主権と領土保全に深刻な損害を与えた」と強調がされた。また、ペロシ氏は「1つの中国」の原則に「重い痛手」を与え、台湾海峡の平和と安定を危険にさらしたと指摘がされた。中国外交部は、中国は、ペロシ氏の挑発的な行動を受け、国内の関連法規に基づき、同氏とその近親者に制裁を課すことを決定したと表明した。アジア歴訪中のペロシ氏は2日と3日に台湾を訪問した。米下院議長の訪台は25年ぶりとなった。中国は米国側に対し、ペロシ氏が訪台した場合は断固とした対抗措置を取ると繰り返し警告していた。地域の不安定化を背景に、G7 諸国は中国に対し、地域の現状を変えないよう求める声明を発表した。