ペロシ氏の台湾訪問
「この行動は、アジアにおける国際的な安全保障を直接損ねている。米国は中国の神経を逆なでし、乱暴で軽率な措置を取らせるために、あらゆる手段を講じてきた」
同氏は、「まったくあいまいなレトリックが使われた。私たちは『1つの中国』の原則に賛同し、同時に、民主主義に賛成し、専制政治に反対している。しかし、米国は、独立国家の建設のために台湾を支援する」と述べ、この方針を堅持することが、ペロシ氏や他の米国の活動家らの立場であると強調した。
米国の支配階級のゲーム
メドベージェフ氏によると、米国は中国の問題への不干渉と「1つの中国」の原則を形式的には賛成する一方、さまざまな方法で分離主義者を支援しているという。
また、このような訪問は事前に計画され、すべての関係者のためにシナリオが用意されていたとも指摘した。そこでは役割が割り振られ、セリフも細部にわたって決められていた。この問題に関して、バイデン政権と議会の間に内部矛盾はなかったし、今もない。彼らがうわべだけの異なるアプローチをデモンストレーションしている時でさえも。
同氏は、「米国はすでに同盟国である欧州を不安定にさせている。次は、アジアを含めた世界の他の地域の番だ。いいですか、彼らは自分たちの大陸以外のあらゆる場所で不和の種をまいているのだ。ロシアや中国、欧州、アジア、アフリカ、中南米で。ただ、自分たちの隣国ではないところでだ」と強調した。