台湾テレビ「台視新聞」などによると、遺体で発見されたのは、台湾の軍事研究機関・国家中山科学研究院で副院長を務める欧陽力行(オウヤン・リシン)氏(57)。屏東市で開催される祭りに出席するため5日からホテルに前泊していたが、6日朝に出迎えの車が来た際、姿を見せなかった。現地時間午前7時20分頃に従業員が欧陽氏の部屋を確認したところ、心肺停止の状態で見つかり、病院で死亡が確認されたという。
警察の調べによると、暴行の跡などは見つかっておらず、事件性は低いとみられる。
中国人民解放軍は8月4日、台湾周辺で戦闘砲撃を含む、大規模な軍事演習を開始。演習はナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問後に開始された。演習は北京時間で8月7日12時まで(日本時間8日13時)まで続けられる。中国はこれまでに弾道ミサイル11発を発射したとみられている。日本外務省は4日夜、中国が発射したミサイル5発が日本の排他的経済水域に落下したことを明らかにしていた。
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