在ソロモン日本大使館によると、現地時間8日午前7時頃、首都ホニアラ近郊で開かれていた「ガダルカナル島の戦い」から80年にあたる慰霊式典で、海上自衛官が男に背後から襲われた。
襲われたのは、ソロモンに寄港した海上自衛隊護衛艦「きりさめ」の隊員。式典には隊員4人が参加していたという。自衛官は首をはさみで刺されたが軽傷。
刺した男は現場で取り押さえられ、警察に引渡された。大使館によると「現時点で政治的な意図はなかったとみられる」という。
式典は一時中断されたものの、その後続けられた。日本から鬼木誠防衛副大臣、シャーマン米国務副長官、ケネディ駐豪大使も出席していた。