聯合ニュースなどによると、中国の王外相は会談で「両国が独立自主を堅持し外部の障害と影響を受けてはならない」と発言。サプライチェーンや産業網を守り、「ウィンウィン」の関係を発展させていく重要性を強調した。
また、韓国の朴外相も「相互尊重に基づく共同利益を追求する協力的な韓中関係を築いていくべきだ」と応えた。また、軍事挑発を加速させている北朝鮮の問題に関連し、友好国である中国の建設的な役割を要請した。
一方、韓国外務省は同日、米国を中心に日本、韓国、台湾などで近く結成されると見込まれる半導体輸出同盟への参加を表明。ここでも「第三国に対抗するものではない」と強調し、中国への配慮をみせた。
ペロシ米下院議長は今月初め、中国が猛反発した訪台の後、韓国を訪れ北朝鮮との国境地帯を視察するなど米韓同盟による抑止力を示した。一方、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は夏季休養を理由にペロシ議長との直接会談を行わなかった。一部ではこの対応を、中国への配慮ではないかとする分析がなされている。
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