中国側は、これらの「障害」が取り除かれず、平和的統一のプロセスが損なわれた場合には、「強行的なシナリオを実行する権利」を残しておくとしている。
また、白書では次の内容が強調されている。
「中国の統一は、台湾における経済的利益を含め、いかなる国家の正当な利益を損なうものではなく、すべての国にとってより良い発展の機会をもたらし、アジア太平洋地域と世界の繁栄と安定にとってさらなるエネルギーを与えるにすぎない」
さらに白書では、中国と台湾の統一後も、すべての関係国が台湾との経済的・文化的な関係を発展させることができると指摘されている。
中国軍は4日、台湾周辺の6つのエリアでミサイルの発射を伴う大規模な軍事訓練を開始した。この演習は、米国のナンシー・ペロシ下院議長が台湾への訪問を終え、中国政府が強く反発した翌日から始まった。