イーロン・マスク氏 約9300億円相当のテスラ株を売却

米テスラ創業者のイーロン・マスク氏が同社の790万株を68億8000万ドル(約9310億円)で売却した。米国証券取引委員会(SEC)の資料で明らかになった。これは、マスク氏の資産売却としては最大規模のもの。
この記事をSputnikで読む
資料によると、テスラ株は前日比6.6%安となった5日、0.8%高となった8日、再び2.4%安となった10日に売却が行われたという。
マスク氏は以前、SNSのツイッター買収合意を発表した後、40億ドル(約5400億円)相当のテスラ株を売却したが、これ以上テスラ株を売却することはないとしていた。この売却は、同氏が買収資金の一部を賄うための資金を必要としていたためだ。
Twitter元職員、サウジ政府を批判するユーザーの個人情報を当局に提供して有罪判決
マスク氏は4月、ツイッター社の買収価格は440億ドル(約5兆8600億円)と提示したが、その後にスパムアカウントや偽アカウントの数が5%未満であることを同社のデータで確認するよう要求した。その後、マスク氏は同社にツイッターの買収を撤回する旨を通達し、買収契約解除の権利を行使すると説明した。マスク氏によると、ツイッター社は偽アカウントの数を過小評価し、必要な情報を提供しなかったという。同社は、マスク氏を米デラウェア州の裁判所に提訴した。
ツイッター社は7月末、マスク氏が4月に提示したツイッター買収案について、9月13日に臨時株主総会を開催すると発表した。
コメント