記者団のインタビューにシュルギン氏は、現代世界では新しい国際準備通貨の創設にとって何の障害もないと強調した。この問題については、参加国の総体的判断で十分となる。
「対外債務を返済し、友好国間の相互決済を行うには、新しい準備通貨が必要だ」
ロシア人エコノミストによると、BRICS 諸国の通貨バスケット制に基づく国際準備通貨は現在開発中だが、この経済連合の通貨がどのように作られるかを想像することはすでに可能だ。まず第一に、新しい準備通貨は、BRICS 諸国の特定の通貨がさらされているリスクを回避し、ドルとユーロでの決済のリスクから保護するのに役立つ。その発行者は、BRICS加盟国によって設立された新開発銀行である可能性がある。
BRICS諸国の通貨バスケット制に基づく国際準備通貨は、その個別通貨の為替レートと相関があり、バスケット制の参加国の役割は重要になる。
シュルギン氏は、厳しい制裁に直面する中、ロシアと他の BRICS 参加国にとっては、主に相互貿易と対外債務返済における米ドルへの依存を減らすことが重要であると確信している。
通信社「スプートニク」は以前、ロシアがSWIFTシステムから切り離されたことでドルへの信頼が損なわれたと指摘し、現在、ロシアは銀行部門で国際送金を行うための独自の代替手段を提案していると報じた。
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