台湾に思いがけない擁護者現る

英ガーディアン紙は、豪州が先日の中国の台湾周辺の軍事演習による台湾海峡の緊張を避けるために、台湾市民への支援と擁護の意向を持っていると報じた。
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ガーディアン紙は、豪州はアジア太平洋地域の市民、諸国と深いつながりを持つ国として、台湾市民の懸念に耳を傾け、彼らを保護することを自国の義務とみなしていると報じている。これに対し、中国は豪州のそうした立場に同意していない。中国のシャオ・ツャニ駐豪州大使は8月10日、豪首都キャンベラのナショナル・プレス・クラブで演説した中で、中国と豪州の関係は現在「危機的な段階」にあると述べた。シャオ大使は、中豪間では貿易問題で妥協する望みはまだあるとしても、台湾に関する妥協は絶対にありえないと断言した。在豪中国大使館は、米国の「政治的挑発」の犠牲を被ったのは中国であり、豪州は加害者の米国を非難する代わりに誤って被害者を攻撃していると主張している。
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ガーディアン紙は、8月2日のナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問を背景に中国と台湾の緊張関係がエスカレートしたことに言及した。ペロシ氏の台湾渡航を中国は、一つの中国の原則に違反し、国の主権を侵害するものと捉えた。
先にスプートニクは、台湾は中国が提案する「一国二制度」モデルを拒んでいると報じた。
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