1985年8月12日午後6時56分、盆の帰省客ら乗員乗客524人を乗せた羽田発大阪行きの日本航空のボーイング747は、群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落した。上野村の御巣鷹の尾根に墜落した。客乗員520人が死亡、重傷の4人が奇跡的に救助された。事故7年前に同機が起こした尻もち事故時の米ボーイング社の修理にミスがあり、圧力障壁の強度が不足。垂直尾翼などが吹き飛び、操縦機能を失ったことが原因とされている。
例年8月12日は多くの人が墜落現場の「御巣鷹の尾根」を訪れるが、新型コロナの感染防止のため2020年から登山参加者は遺族や関係者に限定されている。
11日の夜、遺族たちは上野村役場の前にある川に沿って灯籠に明かりをともし、12日の朝、犠牲者を追悼するために慰霊の登山をした。事故発生時に合わせて午後6時56分にふもとにある「慰霊の園」で追悼慰霊式が行われ、遺族たちは黙とうを行う。
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