中国、タイが合同軍事演習 14日から

中国とタイは14日から共同軍事演習「ファルコン・ストライク2022」を行う。中国国防省の発表をもとに、中国メディア「環球時報」などが伝えている。
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環球時報によると、中国は戦闘機や爆撃機、早期警戒管制機などをタイに派遣。ラオスとの国境に近いタイ北部のウドルン基地で演習が行われる。陸上戦力への航空支援や地上への攻撃を想定した訓練や、大小の航空編隊の展開演習も予定されている。
中国国防省は演習の目的を「相互信頼の強化と両国空軍の友好のため」としている。
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タイは最大の貿易相手国の中国と経済的に強い結び付きがある。このごろ、中国、ラオス、タイの3国を結ぶ共同経済回廊の創設が発表され、物流のほか、デジタル領域やサイバー技術の発展においても二国間協力を深化させる方針を明らかにしている。
一方、タイは米国とも経済・軍事的関係を強めており、7月のブリンケン米国務長官訪タイの際には、軍事教練のプログラムや共同演習の実施を含む、米国・タイの同盟関係と戦略的パートナーシップを延長する文書に署名した。
中国軍はこのごろ、ペロシ米下院議長の訪台を機に、台湾周辺での大規模演習を行った。実弾射撃やミサイル発射を伴った演習は10日に完了したと報じられていた。
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