国防省報道官によると、米国議員団の訪問は「一つの中国」の原則を深刻に乱すものであり、さらに「米国の台湾海峡における平和と安定の破壊者としての顔を完全に晒している」という。報道官はまた、台湾行政府に対し「独立獲得のために米国を頼りにするのは自殺と同等である」と警告した。エド・マーキー上院議員を団長とする米国議員団は14日に台湾に到着。団は民主・共和の超党派5人で構成されている。台湾の中央通信社は15日、米国議員団は報道陣に非公開の形で、台湾外務・国防委員会の与野党議員らと懇談した。同通信社によると、米国がより明確な対台湾戦略を打ち出す必要性、また自由と民主主義の価値を共同で主張していく必要性などについて協議されたという。また今回の訪問日程では、蔡英文総統との面会も予定されている。複数の情報筋によると、総統との面会はすでに実施されたが、議員団は報道の関心を避けているため、公にされていないとの説もある。関連記事