ロイター通信によると、米国や欧州の銀行のほとんどは、ウクライナ情勢をめぐる対露制裁の一環として、米政府が6月にロシア関連の有価証券の購入を禁止したことを受け、取り扱いを停止していた。
今回、ロシア債権の取り扱いを再開するのは「JPモルガン・チェース」、「バンク・オブ・アメリカ」、「シティグループ」、「ドイツ銀行AG」、「バークレイズ」、「ジェフェリー」の大手銀行。このうちいくつかの銀行はロシア国債やロシア企業の債権の契約に関する業務、ロシアの通貨・ルーブル建てでの取引も再開するという。
ジェフリーの広報担当者は「国際的な対露制裁のガイドラインに則りながら、この複雑の状況で顧客のニーズを満たすために動いている」とコメント。また、「ドイツ銀行AG」は、取引の可否はケースバイケースになるとしている。
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