同紙によると、先週末の移民の流れには管理が追いつかなくなったという。先週金曜以降、スペインの治安機関が対応できたボートは22隻程度で、アルメリア、ムルシア、マジョルカ、フエルテヴェントゥラ、ランサローテ、セウタ、カディス方面に向かっていた。先週末到着の移民のほとんどは若い男性であるにもかかわらず、女性や未成年者の数も著しく増加している。
最も難しい状況になっているのがカナル諸島で、先週金曜、ランサローテ島沖で救助隊は8隻のボートから計392人を救助した。救助にはヘリコプター2台が動員された他、近くにいた商船数隻の助けを借りることになった。救助された移民は全員、アフリカ大陸の複数地域から来ていた。子ども1人は病院到着後に蘇生が施され、別の子ども1人は搬送中に死亡した。
同紙によると、スペインに到着する不法移民の数は2021年比で3.3%増加したという。
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