中国IT企業、ユーザー情報処理アルゴリズムを当局に初めて提供

アリババ、バイトダンス、テンセント、メイトゥアンなど中国IT大手は、ユーザー情報処理に使用しているアルゴリズムを初めて中国当局に提供した。15日、ブルームバーグが報じた。
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ブルームバーグによると、上記大手IT企業は、ユーザー情報収集、個人別推奨事項選択、コンテンツ提供に使用している約30のアルゴリズムを提供した。
ユーザーが目にする写真や動画、メッセージを決定するデータ処理アルゴリズムは多くのオンラインサービスで秘密にされている。これらメカニズムはユーザーの関心を引き、売り上げを伸ばすうえで重要だと考えられている。
中国、約10億人の個人情報流出を調査
今年3月に中国では新たな規則が承認され、インターネット部門で活動する企業は個人情報処理のメカニズムに関する基礎情報の提供が義務付けられることとなった。これら措置は「ユーザー情報悪用」防止と「オンラインサービス管理」強化を目的としている。
2021年6月、習近平国家主席は個人情報保護に関する新法の採択を指示。新法は9月1日から施行される。新法の主な目的は重要情報の効果的使用とその機密性の確保、同分野における法規定違反の取り締まり、国家主権および国家安全保障の不可侵性の保証である。
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