アフガニスタン撤退後、米国はタリバンに850億ドル相当の武器を残した=トランプ氏

ドナルド・トランプ前米大統領は15日、アフガニスタンでタリバン政権が発足してからちょうど1年が経過したことを受け、後継者であるジョー・バイデン現米大統領によるアフガニスタン撤退後、米軍は「タリバン(テロ活動により国連の制裁下にある)」に「850億ドル以上の世界最高の武器」を残したと非難した。
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トランプ氏は、自身のプレスサービスが発表した文書の中で「ちょうど1年前にアフガニスタンで起きた惨事は、米国史上最も恥ずかしく、無能で、屈辱的な出来事だった。我々が撤退したという事実そのものではなく、撤退に備えて駐留軍を2000人に減らしたのは私だ」と述べている。
タリバン政権発足から1年: 重要な約束は果たされた
トランプ氏は、2021年8月のアフガニスタンからの米軍撤退時、米軍兵士13人の犠牲を伴ったとし、「その上、多くの米国人を置き去りにし、敵に850億ドル以上の世界最高級の武器を与えてしまった。なんて悲しいことだ!」と嘆いた。
2021年8月上旬、タリバンはアフガニスタン政府軍への攻勢を強め、8月15日に首都カブールに侵攻。翌日に終戦を宣言した。2021年8月の最後の2週間、米軍保護下にあったカブールの空港は、脱出を試みる欧米市民や欧米機関で働くアフガン国民で溢れかえった。8月31日の夜にかけて米軍はカブール空港から撤退。20年におよぶ米軍のアフガニスタン駐留に終止符が打たれた。
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