中国、バイデン氏がペロシ氏の台湾訪問に同意しなかったとは考えていない=メディア

中国の秦剛駐米大使は、ナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問は政権の許可を得ていないというジョー・バイデン米大統領の主張を否定した。米ニュースサイトAxiosが報じている。
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Axiosは、米国のマスコミ向けに開かれた非公開の会見での秦剛大使の言葉を引用し、「秦剛大使は、バイデン大統領がペロシ下院議長の訪台を許可しなかったという考えを否定した」と報じている
Axiosの報道によると、秦剛大使はペロシ下院議長が訪台した場合、緊張悪化や気候問題や核の安全保障問題に関する対話の放棄を約束し、訪台を控えるよう米政府に呼びかけた。
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秦剛大使は、中国が台湾問題を武力で解決しようとする動きが迫っているという報道について、事実無根だとして退けたという。同サイトは、「統一はできるだけ平和的に、必要に応じて武力を行使して行われる」という秦剛大使の発言を引用している。
また記事によれば、台湾は「一国二制度」の原則の下、民主主義を維持することも可能だという。
アジア歴訪の中でペロシ氏は2日と3日に台湾を訪問した。米下院議長の訪台は25年ぶりとなった。中国の習近平国家主席から「火遊びをすれば火傷する」と警告された米政府は「一つの中国」政策への揺るぎないコミットメントを約束していたが、ペロシ氏自身が決断するとして訪台には触れていなかった。
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