犬を救出したのは、趣味で洞窟探検をする教師のリック・ヘイリーさん。ヘイリーさんは今月6日、洞窟プロジェクトの一員として同州ペリー郡のべロム・ムーア洞窟に入った。べロム・ムーア洞窟は全長35キロと州で2番目に長い洞窟で、地下150メートルの場所に位置している。
洞窟へ入ると、同じく探検中の他のグループから犬を発見したという知らせがあったという。それを聞いたヘイリーさんは、探検仲間のジェリー・キーンさんとともに犬のいる場所へ向かった。
発見した犬はやせ細り、泥だらけの状態だった。2人は犬を毛布でくるんで安全な場所まで運んだ。
犬の名前はアビー。13歳という高齢で、飼い主によると今年6月から行方不明になっていた。なぜ洞窟に入り込んだのかは不明だが、洪水で洞窟に流された可能性があるという。
発見時、アビーは栄養失調に陥っていたものの、幸い怪我はなし。その後、無事に飼い主と再会した。