グテーレス国連事務総長は18日からウクライナを訪問。同国のゼレンスキー大統領とトルコのエルドアン大統領との間でザポリージャ(ザポロジエ)原子力発電所をめぐる状況と食糧協定に関する調整について話し合った。19日は国連・ロシア・トルコ・ウクライナの穀物合意に基づいて食料輸出の拠点となっている黒海沿岸の港湾都市・オデッサを訪問していた。
グテーレス事務総長は「ウクライナとロシアからの食料・肥料の大量輸出は、市場を安定させ価格を抑えるのに非常に重要だ」との認識を示した。また、「オデッサで我々が見ているものは一部だ」と指摘。「ロシア産の食料・肥料を障害なく世界市場へ流通させることも同様に重要だ」として、食糧危機の解決のためにはロシアからの輸出とウクライナからの輸出の両輪で臨む必要性を訴えた。
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