ザポロジエ原発 - Sputnik 日本, 1920, 30.08.2022
ザポロジエ原発の安全性を巡る状況
ザポロジエ(ザポリージャ)原子力発電所は、欧州最大の原子炉数と出力を誇る原発で、2022年3月からロシア軍の保護下に入っている。度重なるウクライナ軍による攻撃で原発の安全性に問題が生じたため、9月初旬、IAEA(国際原子力機関)のグロッシ事務局長率いる調査団が査察。調査報告書では、原発の周辺を「安全ゾーン」とする必要性が訴えられているが、その後もウクライナ軍は原発敷地や周辺の町への散発的な攻撃を続けている。10月のザポロジエ州のウクライナからの離脱・ロシア編入に伴い、新運営会社のもとロシア国内の基準に即した運転に移行している。

ゼレンスキー大統領とグテーレス事務総長とトルコのエルドアン大統領 ザポリージャ原発情勢を討議

© AP Photo / Ukrainian Presidential Press Office ゼレンスキー大統領
ゼレンスキー大統領 - Sputnik 日本, 1920, 18.08.2022
サイン
ゼレンスキー大統領はリヴィウでのアントニオ・グテーレス国連事務総長とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会合で、ザポリージャ(ザポロジエ)原子力発電所をめぐる状況と食糧協定に関する調整について話し合った。
同大統領は、自身のテレグラムチャンネルに、「国連は、この戦略的施設の安全を保障しなければならない」と投稿し、発電所の「非武装化とロシア軍からの完全解放」が行われるべきだと強調した。同大統領府がサイトで発表したメッセージによると、同原発へのIAEAの代表者の訪問は、ロシア軍のいない地域を経由して「合法的な方法で実施されるべき」だという。
国連安全保障理事会 - Sputnik 日本, 1920, 12.08.2022
国連安保理 ザポリージャ原発への砲撃に関するウクライナ側の見解を支持する者はいなかった=ロシア国連次席大使
ゼレンスキー大統領はまた、国連事務総長との会合を受け、製品取引の枠組みの中で行動の調整を継続することで合意したと述べた。
「リヴィウ(リボフ)でのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会談では穀物輸送のイニシアティブをさらに向上させる可能性、ザポリージャ(ザポロジエ)原発情勢を話し合った。さらに国防上の協力の問題にも言及した」ゼレンスキー大統領はこう述べた
このほか、リヴィウの会談ではウクライナのアレクサンドル・クブラコフ・インフラ大臣とトルコのメフメト・ムシュ通称大臣が、ウクライナ復興にトルコの参加を見込んだインフラ復興の相互理解についてのメモランダムに調印した。
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