記事の中で、「オックスフォード・ポリティカル・レビュー」のブライアン・ウォン編集長は「習近平氏の決定は、パンデミック以前のレベルで(世界全体との)コミュニケーションを深め、再開させるために、強さや開放性といった姿勢を反映することを意図している」とみなしている。
一方、ウォン氏の意見では、プーチン氏のサミット出席という決定は「さらに象徴的なもので、苦境に立たされたロシアが、国際秩序において重要な役割と利害関係を有していることを示そうとしたもの」だという。
しかし、ウォン氏は、中国が世界とのコミュニケーション再開に前向きで、ロシアが世界の舞台に戻ってきたという根本的なサインと外野が見るかどうかは疑問であるとした。
一方、インドネシア・ガジャマダ大学の国際関係専門家ラフマット・ユリアントロ氏は、「両首脳の出席は、国際政治システムにおける欧米の支配に対する抵抗の形と見ることもできる」と指摘した。
「習近平氏はこのイベントを利用して、今日の世界における政治、経済、安全保障の諸問題について、中国政府の立場を直接明示するだろう」とユリアントロ氏は分析する。
また、中国海洋大学の国際関係専門家であるパン・ジョンイン氏は、西側諸国はインドネシアにロシアをG20サミットに招待しないよう要求していたが、インドネシア政府が圧力に抵抗したため、「ロシアにとってチャンスだ」と指摘した。
インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は19日、プーチン大統領と習近平国家主席がG20サミットに出席すると言ったと明らかにした。
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