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恐竜を絶滅させた小惑星を手助けしたものとは

大西洋北部で新たな古代クレーター跡が研究調査で発見され、恐竜の絶滅の原因は複数の小惑星との衝突である可能性が示されている。学術誌「Science Advances」で報告されている。
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研究チームは、このクレーターは約6600万年前の中生代末期に大型隕石の衝撃で発生したと推測している。メキシコ・ユカタン半島の「チクシュルーブ」クレーターの発生時期とほぼ重なる。「ナディル」クレーターの大きさは僅か約8キロメートルで、アフリカのギニア西部から400キロメートルの海底400メートル深部に埋まっている。
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「ナディル」クレーターは、より大きな天体の一部、あるいは小惑星群に属する隕石の衝撃で発生したと推測されている。コンピューターシミュレーションの結果、隕石の直径は400メートルに達し、その落下により高さ914メートルの津波、さらにマグニチュード6.5の地震が発生した可能性が高いことがわかった。ただ、小惑星が与えた損壊は局所的なものであり、研究チームは、当時の地球は頻繁に隕石の「襲撃」にあっていた可能性があるとしている。
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