ウクライナでの露特別軍事作戦

EUとNATO、ウクライナ支援に関するコンセンサスが失われるのを懸念=CNN

CNNは22日、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)関係者を引用し、エネルギー資源の供給問題を背景としたウクライナ支援に関するEUのコンセンサスは近いうちにも失われる可能性があると報じた。これは、戦闘行為をクリスマスまでに終わらせようとしているウクライナのゼレンスキー大統領も理解しているという。
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冬が近づいていることは欧州にとって暖房用のエネルギーが全面的に不足し、食料価格がさらに高騰し、景気後退が現実の脅威になることを意味している。
また欧州の外交官の1人は、EUはガスやその他のエネルギー資源によるあらゆる収入からロシアを切り離すという自分たちの約束を守らなければならないと指摘した。
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さらに、ウクライナへの武器供与という問題もある。この問題で欧州には明確な長期的戦略がない。
ロシアによる特殊作戦がウクライナで始まった当初、政治的観点からウクライナを中心に団結し、武器や資金の供与を根拠づけることは非常に簡単だった。時が経つにつれて、供与される武器の種類はより複雑になり、それらを効果的に使用するために必要な訓練も複雑化した。
NATOの関係者はCNNに次のように述べた。

「良いニュースは、ウクライナ人が持ちこたえるのに武器が役立っていることだ。悪いニュースは、戦争が長引けば長引くほど武器の供与は減るが、欧州は武器の供与を続けなければならないことだ」

また世界は、紛争が長引くにつれて、ウクライナ危機から疲れを徐々に感じ始めている。

「2月の段階では『反プーチンの側』に立つのは容易だった。今、戦争は、戦略的視点から見ると精気を欠いた退屈な段階にある」

先にロイター通信は匿名の外交官を引用し、西側諸国は国連でロシアに対する新たな規制措置を提案しておらず、それは、こうした取り組みに対する他国の支持が低いことを懸念しているためだと報じた。
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