このアップデートは、すでに生産が中止されている同社のスマホ「Galaxy S7」、「S7 Edge」、「S8」に対して行われている。ただ、このアップデートによって新しいAndroidの機能が追加されているわけではない。
専門家のチャンドラヴェール・マトゥール氏によると、メーカーは通常、多くの修正点を含んだソフトウェア・アップデートをリリースするが、今回サムスンは、GPSのバグを修正するアップデートを行っている。同氏は、「今回のものはセキュリティに関わるものではないが、GPSの安定性が向上していることがわかる」と指摘している。
マトゥール氏は、サムスンが今後も旧型のスマートフォンに対して同様のアップデートをリリースする可能性があると予測している。同氏は、「多くの人は、これらのスマホのことを忘れてしまっているだろう。サムスンが、重大なセキュリティ上の欠陥を修正しないまま、このような機種をアップデートしているという事実は、非常に奇妙に思える」と述べている。
6月、サムスンは2022年のスマホ生産量を計画より約10%縮小することが明らかになった。
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