NHKの報道によると、海上自衛隊は、20日午後、北海道・宗谷岬の東北東約260キロのオホーツク海を、ロシア海軍の駆逐艦など4隻が西に向けて航行しているのを確認した。
また、21日午前には、宗谷岬の東北東約80キロの海域を、フリゲート艦や補給艦など10隻が西に向けて航行しているのを確認した。
計14隻の艦艇は、いずれも宗谷海峡を通過したあと、日本海に入ったという。
ロシア国防省は7月26日、大規模軍事演習「ボストーク2022」を8月30日から9月5日まで行い、その一部は南クリル諸島(日本側の定義では「北方領土」)で実施されると発表。これを受け日本政府はロシアに対し、南クリル諸島での演習実施を断念するよう要求した。
防衛省は、これらの艦艇が演習に参加する可能性もあるとみて、警戒監視を続けている。
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