同紙によると、今年の富裕国の拠出金は僅かに増加したものの、必要な資金も増えていることから追いついていないという。このため人道危機対策のファイナンスは、大半の消費者のニーズを満たすために必要な額には大幅に遅れをとっている。
グリフィス国連人道問題担当事務次長は、現在の状況は過去最大の資金不足であると指摘し、原因は主に弱者数の増加だとしている。
同紙は、資金不足や人道支援を要する人の数が増えた原因として、ウクライナ情勢に加え、食糧危機、新型コロナ感染拡大、アフガニスタン危機、また複数諸国で続いている紛争などを挙げた。