露国防省のプレスリリースでは次のように発表されている。
「2機の長距離飛行戦略爆撃機『Tu-95MS』が日本海の中立海域上空で計画飛行を行った。飛行時間は約7時間。『Tu-95MS』の護衛は、ロシア空軍の『Su-30SM』が担当した。航路の一部は、韓国空軍の『F-16』戦闘機が随行した」
一方で聯合ニュースによると、韓国軍は同日、ロシア軍用機が韓国の防空識別圏に入ったため、「偶発状況に備えて正常な戦術措置で対応した」と発表。具体的な内容は明らかにしていないが、露国防省の発表で言及されている「F-16」を緊急発進(スクランブル)させて警戒と監視にあたったとみられる。
韓国は7月29日、日本海の竹島周辺で定例の軍事演習を行った。韓国は演習の目的について、諸島への侵入を試みる敵を阻止するための準備を整えることと公言している。