イタリア沿岸でロシアの実業家のヨットが沈没

イタリア沿岸のイオニア海でこのごろ、ロシアの実業家が所有する大型ヨットが沈没し、出動した伊沿岸警備隊がこれまでに乗客4人、乗員5人を救助した。死者はいないとみられる。23日付けの伊紙「La Gazzetta del Mezzogiorno」が伝えている。
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同紙によると、沈没したヨットは英海外領土ケイマン諸島船籍の「サーガ」で、ロシアの石炭産業の実業家ゲンナジー・アイワジャン氏が所有している。
伊沿岸警備隊によると、事故は数日前に南部・カタンザーロ近くの沿岸から9海里(約16.6キロ)沖合のイオニア海上で発生。ヨットは伊半島最南端のサレント半島のガッリーポリを出港し、シチリア島のミラッツォに向けて航行していた。
また、沿岸警備隊は悪天候と時化により船体が右に傾いていき、短時間で沈んでいくヨットを浅瀬に誘導することが不可能だったと説明している。
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