オランダのハーグ市、EUの対ロシア制裁を一時的に実施しない許可を求める

オランダのハーグ市は25日、ロシアに対する欧州連合(EU)の制限措置の一時的免除を求めた。メディアが同市議会議員のサスキア・ブレイネス氏の書簡を引用して報じた。
この記事をSputnikで読む
書簡には「供給を確保し、交渉を促進するために、2023年1月1日まで現在の合意の例外を求める」と書いている。
ブレイネス氏によると、入札の条件は満たされたものの、肯定的な結果が得られなかったため、露国営企業「ガスプロム」との現行契約を一時的に延長することを求めた。
制裁導入にもかかわらず、ロシア経済は好調 多くの予想を上回る=FT紙
これより前、西側諸国は、国連においてロシアに対する新たな規制措置を提案していないが、それは、こうした取り組みに対する他国の支持が低いことを懸念しているためだと報じられていた。
ウクライナでの特殊作戦開始以降、西側諸国はロシアへの制裁を強化し、欧米での電力、燃料、食料の価格上昇を招いた。ロシアのプーチン大統領は、ロシアを封じ込め、弱体化させようとする政策は欧米の長期的戦略であり、今回の制裁は世界経済全体に深刻な打撃を与えていると述べた。また、プーチン大統領によれば、欧米の主な狙いは、多くの人々の生活を悪化させることだという。
関連ニュース
「ガスプロム」、「ノードストリーム1」用のタービンをさらに1基運転停止
シーメンス社製タービン カナダからドイツへの発送は契約を遵守していない=ガスプロム
コメント