番組の司会者は、メドベージェフ氏に「ロシアの軍事ドクトリンでは、脅威が生じた場合、戦術核兵器を使用する可能性があるのか」と尋ねた。
メドベージェフ氏は「核抑止力分野における国家政策の基本」という文書が存在することを指摘し、次のように述べた。
「その19項には、私の記憶違いでなければ、核兵器使用に向けた4つの根拠が挙げられている。核ミサイルの発射、核兵器の使用、核兵器を管理する重要インフラへの攻撃、そして国家の存立そのものを脅かすような行為。これまでのところ、そのような動きはない」
さらに、メドベージェフ氏は、ロシアは戦術核兵器や劣化ウラン兵器を用いたことがないとし、「NATO(北大西洋条約機構)が過去20〜30年、ユーゴスラビアやイラクでかなり積極的に使ってきたのとは違う」と強調した。
続けて「これには独自の陰謀があり、その結果は非常に悲しいものだ。その意味で、まず西側諸国がある特定の状況下で何をしたかを見るべきだ」とメドベージェフ氏は述べた。
メドベージェフ氏は、ロシアは千年の歴史と最大の核戦力を持つ国であり、国連安保理の常任理事国であり、自国のために立ち上がることができると強調した。
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