アフリカ開発会議、「チュニス宣言」を採択し閉幕 日アフリカ協力を推進

北アフリカのチュニジアで開かれたアフリカ開発会議(TICAD)は、2日間の討議成果を盛り込んだ「チュニス宣言」を採択し、閉幕した。宣言には、中国によるアフリカへの巨額融資を念頭に、国際ルールを順守する健全な開発金融の重要性などが盛り込まれた。NHKなど日本の各メディアが報じている。
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NHKの報道によると、「チュニス宣言」では、日本とアフリカの間で、アフリカの持続可能な経済成長に必要な民間の投資、技術移転や人材育成を強化し、若者や女性によるスタートアップ企業を支援するとしている。
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また、中国からアフリカへの巨額融資を念頭に、国際ルールとスタンダード(基準)を順守する健全な開発金融を促進する方針を打ち出した。
ウクライナ情勢を受けた食料やエネルギー価格の上昇を克服するため、日本がアフリカの農作物の生産能力向上を支援することも盛り込まれた。
閉幕後、岸田首相は共同記者会見にオンラインで出席し、「日本はアフリカと『共に成長するパートナー』でありたいと考えており、課題の克服にともに取り組むことにより成長に力強く貢献し、それを通じて日本も学び成長する」と述べた。
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