NASAなどによると、現地時間29日午前8時33分(日本時間29日午後9時33分)に米フロリダ州のケネディ宇宙センターからロケット「SLS」を発射し、無人の最新型宇宙船「オリオン」を月の軌道に投入する予定だった。だが、悪天候に加え、「SLS」への燃料注入の際に水素漏れが確認されたため、打ち上げの40分前になって中止が決定したという。
ロケットは「安定した状態」にあるが、専門家チームによる打ち上げ決定にはさらに時間がかかるとしている。次の打ち上げは9月2日、5日の案があるというが、この機会を逃すと発射は10月以降に延期される可能性がある。
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