新潟県刈羽村で原子力災害を想定した初の夜間避難訓練

日本の新潟県刈羽村で29日、原子力災害を想定した夜間避難訓練が実施された。新潟県によると、今回の訓練は同県初の夜間避難訓練。訓練は、震度6強の地震に伴い柏崎刈羽原発で事故が発生、道路交通障害や翌日から警報級の大雨が見込まれることから、住民を夜間にヘリコプターで避難させるという想定で行われた。
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訓練には、新潟県、刈羽村、陸上自衛隊、刈羽村の住民12人が参加した。
NHKによると、29日夜に刈羽村が防災無線で避難指示を出すと、住民12人が広場に集合し、村の職員から甲状腺の内部被ばくを抑える「安定ヨウ素剤」を受け取った後、自衛隊のヘリコプターに乗り込み、10分ほど上空を飛行して広場に戻った。
新潟県の佐久間豊副知事は「今回の訓練も外部から評価してもらい、原子力災害が起きた際の県の避難計画に反映させ、実効性を高めたい」と語った。
先に、脱炭素を目指す日本は、2023年夏以降に国内の原発計7基の再稼働を目指す方針だと報じられた。
東京電力柏崎刈羽原発は、新潟県の柏崎市と刈羽村にまたがって位置し、総敷地面積は420万m2で、東京ドーム約90個分に相当する。合計7つの発電設備があり、総出力は821万2千kWで、1つの発電所としては世界最大級。
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