ロシア政府 イラクのすべての当事者に暴力を放棄するよう呼びかけ=露外務省

イラクのシーア派の有力者ムクタダ・アル・サドル師が29日に政治活動を停止し、党の全ての事務所を閉鎖したと発表したことで、イラクの状況は激化した。この状況は、2021年の秋に実施された選挙でアル・サドル師の陣営が勝利したものの、早期議会選挙を求める政府との合意が得られず、議会で幅広い連合を形成できないでいるため発生した。
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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、「我々は、すべてのイラクの当事者が責任ある行動をとり、暴力を放棄することを求める。我々は、国家の課題であるすべての深刻な問題は、国内のすべての民族・宗派の正当な利益に基づく法的な枠組みの中で、イラク人自身によってのみ解決されるべきだと考えている」と述べた。
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これよりも前、テレビ局「アル=アラビア」によると、アル・サドル師が支持者にデモの終結を呼びかけたことを受け、イラク治安当局の統合参謀本部は外出禁止令を全土で解除したという。
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