ロシア政府は8月31日、三菱商事の100%子会社DGS Japanに、新運営会社サハリンスカヤ・エネルギヤの株式の10%を譲渡することを承認した。
また三菱商事はプレスリリースで「今後、様々なシナリオを想定しつつ、関係者との協議を通じて、株主間協定書の条件やそれに伴うリスク等を精査していく」と発表した。
またロシア政府は30日、日本の三井物産の中東・ドバイに本拠地を置く100%子会社に、「サハリン2」の新運営会社の株式の12.5%を譲渡することを承認した。
日本の松野官房長官は1日の記者会見で、ロシア政府が「サハリン2」の新運営会社への三井物産と三菱商事の参画を認めたことについて「わが国のエネルギー安定供給の観点から非常に意義がある。引き続き状況を注視し、官民一体となって液化天然ガス(LNG)の安定供給に万全を期す」と述べた。
「サハリン2」の新運営会社サハリンスカヤ・エネルギヤは、8月5日付で設立された。
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