ポーランド ドイツに1兆3000億円の戦時賠償金を請求へ

ポーランド政権は第二次世界大戦中にドイツから被った破壊と犠牲に対して、正式に戦時賠償金の請求を行う決定を採択した。9月1日、ポーランドの政権与党「法と正義」党のヤロスワフ・カチンスキ党首が明らかにした。
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カチンスキ党首は、戦時中のドイツの行為によるポーランドの被害総額は推定で約6兆2000億ズウォティ(1兆3000億円)と指摘する一方で、この数字は「最も限定的で保守的なもの」であり、実際の損失はもっと大きくなる可能性があると述べている。
ポーランドではドイツに新たに賠償金請求を行う問題は数年前に提起されており、賠償金額を算出するための特別委員会が議会に設置されたが、ドイツ側は再三にわたり、すでに巨額の賠償金が支払われているため、新たな支払いに応じるつもりはないと表明している。
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