メドベージェフ氏は自身のSNSで、西側諸国は「ウクライナを利用して全力でロシアを再び崩壊に追い込まなくてはならない」と思っていると指摘。1991年に起こったように、ロシアの国家機関が停止し効率的な運営ができなくなるようにして、ロシアを国際政治の舞台から追い出そうとしているのだと主張した。
「これら全てはロシアをばらばらにしようとする秘密の目論見とともに眠りこけているアングロサクソンの倒錯者による汚れた夢想だ。彼らが考えているのはどうやって我々をばらばらに刻み、細かく破り捨てるかだ。こうした試みは非常に危険で、過小評価してはいけない」
また、ソ連崩壊時の政治指導者には様々な評価があるものの、核戦力の拡散を許さない程度の知恵は足りたと指摘し次のように述べている。
「ソ連の戦略核兵器は全てロシアに残り、我々が高いレベルで管理している。そしてそれこそが、偉大なロシアの維持のための最善の保証なのだ」
ソ連崩壊後、1992年のリスボン議定書などによって、ソ連から核兵器を受け継いだウクライナ・ベラルーシ・カザフスタンの3国は、保有していた核兵器をロシアの管理下に譲渡し、核拡散防止条約(NPT)に参加した。
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