一極集中の世界は廃れ、各国の主権に基づくモデルが取って代わる=プーチン氏

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領 - Sputnik 日本, 1920, 29.08.2022
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ロシアのプーチン大統領は29日、9月にロシア極東・ウラジオストクで行われる東方経済フォーラムの開幕に向けた挨拶のなかで、「一極集中の世界は廃れ、各国の主権に基づくモデルが取って代わる」との認識を示した。クレムリン(露大統領府)が発表した。
プーチン大統領は、冷戦以来の米国一極集中の世界を念頭に次のように述べている。

「今年の会議の主要テーマは『多極化する世界への道』で、非常にアクチュアルで重要なものだ。廃れゆく一極集中のモデルに代わり、公平と対等性の基本的原則やそれぞれの国・民族の主権的な発展の権利に基づく新しい世界秩序が到来する」

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「勢力争いの地」:西側が北極圏における露中の脅威を誇張するのは抑止が目的
また、プーチン大統領はロシアとアジア太平洋地域の国々との関係発展に満足の意を表した。ユーラシア経済連合(EEU)、上海協力機構(SCO)、BRICS、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、東南アジア諸国連合(ASEAN)といった地域連合の名前を挙げ、今後の協力関係の強化に前向きな姿勢を示した。
東方経済フォーラムは9月5~8日、ウラジオストクで開催される。昨年は世界58カ国の企業、政府、メディア関係者が参加し、日本も大規模使節団を送っていた。だが、今年はウクライナ情勢をめぐる対露関係の悪化を背景に、日本を含む西側諸国からの参加は大きく縮小するとみられている。
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